Symphony を試す

IBM から Lotus Symphony の正式版が出たので、試してみた。

  • IBM から Windows 端末で動く Office プロダクトが出る」ということ自体の価値
  • OpenOffice.org + Eclipse RCP の優れた実装の一例
  • OpenDocumentFormat への期待とプロプライエタリなフォーマットの終焉
  • 堂々と「version 1」と言い切る漢らしさ

会社のマシンで試したところ、そこそこストレス無く動作する模様だ。version 1 という呼称とこの完成度は、つり合わないと感じた。

先日 Linux World 2008 で IBM の人が自慢していた通りだな、というのが正直な感想。IBM は昔から Java にパワーを割いていたけれど、近頃の力の注ぎようは尋常じゃない。その上、今では Linux にも力を入れている。その成果の一つが Symphony であり、デスクトップの一角を成すものになるのは間違いないだろう。IBM は本気で生き残る企業だと思う。

これまでは、良いアイディアや良い品質も OS バンドルという優先的配布位置との戦いで敗れてきた。これからは Open であり Platform を選ばないことと、Standard で Compatibility があることが生き残る条件になってほしい。